森林認証制度の意義
森林の環境保全にはお金が掛かります。その費用は森林経営の中から調達されなければなりません。木材や林産品(炭や椎茸など)が計画的に出荷され、適正な収益を上げられなければ当然環境保全に費やす資金は確保できないのです。
『健全な森林を保全するために適切に木を伐る』ことが日本の人工林では重要な課題となっています。その課題に対して秩序を保って円滑に解決する仕組みの1つが、森林認証制度といえます。
日本の森林経営を支える最も有効な木材の用途。それは住宅をはじめとした、木造建築に他なりません。木材を住宅に使うことの利点は数多く挙げられますが、地球規模の環境保全の観点からも、森林認証制度に基づいて切り出された木材を使うことで建築資金の一部は森林経営者の収益となり、十分に貢献できるのです。
「環境にやさしい木の家」を謳い文句にする住宅メーカーは数多くありますが、ホワイトウッドなどの輸入北欧材の集成材を使用するものが多いのが実情です。
当社が国内で初めて手掛けることとなる『SGEC森林認証の国産材を使う家』ほど説得力のある、本物の環境に配慮した家は、他にないのではないでしょうか。
掲載日 2005.04.28