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1000年以上の眠りから目覚めた巨木「神代欅」

滅多に出土することのない希少価値の高い太古の遺産

神代欅の「神代」とは、日本の国で神武天皇が即位する以前の神が支配していたとされる時代のこと。神話の世界となると、2600年以上も昔に遡る事になります。この神代欅が本当にそんな太古の時代からやって来たかどうかは不確かですが、これだけ太い巨木の中心まで独特の色彩に染まりきるには、どんなに少なく見積もっても1000年以上の歳月が必要だと言われています。しかも火山灰の下に埋没した時点で、現在目にする以上の大きさまで成長していた訳ですから、樹齢300年以上としても、1300年以上の昔。大和朝廷が隆盛を極める時代に地上に生えていた欅の木を今、目の当たりにしていることになります。

板に引き割る前の原木の状態。長さ34尺(10.3m)。 大型クレーンと大型トレーラを使ってやっと搬送が可能な巨木。

太古のロマン溢れる銘木を使ってこだわりの住宅を

これだけの寸法と上質な木肌を揃えた神代欅は、滅多たに調達することは出来ません。おそらく現在、全国でも菊池建設の他には見当たらないでしょう。これだけの内容の神代欅は、小さく切り刻むのではなく、この姿をこのまま生かした建築物にすることが最も望ましいと思います。いま、現存する森林からこれほどの巨木を採取することは、非常に困難になっています。ましてや外材ではない、日本の欅をこの大きさで使えることは貴重なことではないでしょうか。かつてこの日本の大地に雄雄しく聳え、枝葉を広げていた姿を思い浮かべ、太古のロマンに浸れる住宅を建ててみませんか。

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掲載日 2007.11.22