土台・柱などに使われる国産檜
檜(ヒノキ科ヒノキ)は、日本固有の針葉樹で、福島県を北限とした関東以西の本州、四国、九州に分布しています。檜は耐朽性が大きく、弾力性、靭性に富み、狂いが少なく加工性がよいなど、木材に求められる幅広い性能のすべてに優れた特性を持っている、木の王様といえます。
当社の標準的な住宅において国産檜を使用しているのは、構造材のうち土台、大引など1階の床組み部分、真壁化粧柱(和室の柱)、大壁管柱 (廊下、洋室など壁の中の見えない柱)、通し柱のほか化粧半柱、化粧吊束・地束に用いています。
さらに、目に見える化粧材としても和室の敷居、畳み寄せ、和風意匠の廊下の幅木、縁甲板(集成材)、階段板(集成材)などにも檜を使用しています。
平成14年秋より、檜を構造材に使用する利点を最大限に生かした住宅造りに踏み切りました。
それは、建設現場での防腐・防蟻薬剤散布を、条件によっては省略することが可能な、健康的な施工方法『檜こだわり仕様』をすべての住宅で採用した事です。
シックハウス症候群が社会問題となり、その対策が模索されている中、菊池建設では抜本的な問題の解決方法として、原因物質となる住宅内部の薬剤、化学物質を可能な限り排除することを選びました。
こうした思い切った対策をとることができるのも、長年にわたり檜を使い続けてきた実績があればこそだといえます。
※木材部分への薬剤散布について
近年、全国各地で白蟻による被害が数多く報告されています。白蟻対策に万全を期するために、『檜こだわり仕様』に加え、通常は除虫菊を原料とする天然物薬剤散布を実施しています。
掲載日 2007.11.20