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CLTパネルを使用した大型木造建築物が完成

国内初の「CLTパネルによる落とし込み構法」で建築された大型木造建築物が完成し、木材業界・木造建築関係者を対象にした見学会を開催しました。

CLT_2804_01.jpg

  
    建築地:静岡県富士市中之郷
    建物名称:大本静岡分苑
    開催日:平成28年4月14日

CLTパネルによる建築事例は既にありますが、一般的なCLT工法とは異なり、日本の伝統的な板倉構法をCLTパネルによって実現した初めての事例です。
板倉構法とは、社寺建築などに使われてきた日本の伝統的な落とし込み構法で、柱と柱の間に厚い板材を落とし込んで壁を構成するもの。耐力壁でありながら構造材がそのまま内外装の化粧材となり、耐震性能も高く日本の気候風土にも適した伝統的な建築方法です。 しかし、無垢材は時間と共に縮んだり反ったりすることで隙間を生じることがあり、雨風の侵入や耐震性を低下させる恐れがあります。
今回完成させた建物は、無垢材の代わりにCLTパネルを使用し、最先端と伝統、新旧の技術を技術を融合させた構法であり、世界でも初めての事例となりました。

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▲国産の杉を使ったCLTパネルをそのまま外壁に利用しています。

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▲杉のCLTパネルは室内側の壁にもそのまま利用されています。床にも杉の無垢板を使用した広縁は芳しい杉の香りで満たされていました。

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▲世界でも初めての構法ということもあり、県内外の建築関係者、建材・製材関係者をはじめ、静岡県から職員の方が見学に訪れました。

掲載日 2016.04.20