施工実例

菊池建設にいただきましたお客様の声を紹介します
お客様の声

T様ご一家

Interview26

大正ロマンをイメージさせるLDKと
自然な和の設えが調和した飽きのこない省エネ住宅

東京都東村山市T様ご一家

  • ご家族構成
    ご夫婦+お子様 4名
  • 生活スタイル
    子育て世代
  • 完成
    平成25年1月
  • デザイン
    日本の家
  • 外観 小屋裏収納を確保した招き屋根が特徴の外観。

  • 外観 家相を吉相とするため北入り玄関の外に設けられた東入り風除け室の入口。

  • 風除け室 風除け室内部に設けられた木製玄関戸は敷居の無い上吊りタイプ。正面の洞床風スペースは上部に棚を設けた収納に。

  • 玄関 正面にクロゼットタイプの収納を設けた玄関ホール。

  • 玄関 ナチュラルな檜節板フロアにも調和する当社オリジナル・パインの玄関収納。

  • 玄関吹き抜け 北向きの穏やかな採光を玄関に確保した2階ホールから見下ろせる吹き抜け。

  • リビング・ダイニング 身の回りの小物類をスッキリと片付けられる収納を2か所設けたダイニングスペース。キッチン入口の下り壁に白いカバーの付いた送風機を設置し、室温を均一に。

  • リビング キッチンに向かうリビング壁面には4台の小型フルレンジスピーカーが設置されLDK全体がリスニングルームに。

  • リビング・和室 戸襖を引き込むことでリビングと一体にして利用できる和室。

  • 和室 白木枠の戸襖、絞り丸太の床柱など自然な色合いにまとめた1階の和室。

  • 2階ホール クロゼット収納のある2階ホール。左の手摺り壁からは階段を、右の手摺り壁からは玄関吹き抜けを見下ろせる設計。

  • 2階和室 出入り口の片開き戸襖と押入れの3本引き戸襖が連続した4枚の襖絵を見せる主寝室。長押を省いたシンプルな設えに。

  • 2階和室 敷地裏手の竹林を借景にして、額縁の中に切り取るように配置された和室の窓。

  • 2階子供室 小屋裏収納が利用できる子供室は、将来間仕切りできるよう天井にも下地を入れた設計。

  • パントリー 階段下を利用したキッチンのパントリー。内容物に合わせられる可動棚と手元を照らす照明がポイント。

01

土地探しと共に始まった新築計画

  • ご自宅の建築をお考えになったきっかけは何でしたか?

    ご主人様
    妻の勤務先がある東村山市で、戸建ての賃貸住宅を借りて暮らしていました。天井の中心が高くなっている「舟底天井」の和室など、和の設えで趣のある住宅でしたが、古い建物で壁に断熱材も入っていないため、冬場は寒い思いをしていましたし、間取りも玄関からダイニングが見通せてしまうなど、いくつか不満な点がありました。なにより部屋数が足りていませんでしたので、今後子育てをしながら何年も住み続けるにはどうかな、と思う家でした。それで2人目の子供ができるのを機会に、自分たちの家を建てることを検討し始めたのです。 妻は出産後も仕事は続けていく予定でしたので、妻の通勤に便利な東村山市内で土地を探すことから始めました。

  • 奥様
    6月の出産時には横浜の実家に戻ることにしていましたから、家づくりの計画もその時期までには決めてしまおうと主人と話し合いました。そして、私の実家(横浜)近くに住宅展示場があることを思い出し、先ずは建築する家のイメージをふくらませるために、モデルハウスの見学に出掛けることを主人に相談し、両親への新年の挨拶がてら見学に行くことを決めました。また、父は家相にも精通していて頼れる存在なので、土地探しのポイントを教わりながら、候補地が見つかったら建築に適した場所かどうかの判断など、いろいろとアドバイスして貰うことにしました。

  • ご主人様
    最初は妻の希望で、カナダ輸入住宅を見学しました。妻が想い描いていた「赤毛のアンの家」のような住まいで良かったのですが、私は、寝室はどうしても和室にして布団で休みたいと考えていましたので、そこまで惹かれませんでした。他にも数軒のモデルハウスを見学しましたが、いまひとつピンときませんでした。 そんな中、私の目に留まったのが、木工教室が行われていた菊池建設のモデルハウスでした。外観も最近では数少なくなった和風のデザインで一際目立っていました。いかにも日本の大工さんがつくる建物といったイメージを受け、引き寄せられるように中へ入っていきました。 数寄屋建築を得意としているという菊池建設のモデルハウスは、玄関から本格的な和の設えで、他社とは明らかに雰囲気が違っていました。リビングは太い柱に大きな梁が十文字に掛け渡された古民家調のデザインで、はじめての場所なのに落ち着くのです。 対応してくれた営業の方に、横浜ではなく東京都東村山市で土地探し中であること、妻の産休中に建築を始めたいこと、妻が産休に入るまでは東村山まで通って貰って打ち合わせを行わねばならないことなどを話しました。結構大変な作業になることが想像されましたが、営業の方は大丈夫ですよ、と心強い返事でした。

  • 輸入住宅と和風の家を同時に検討されたわけですか?

    ご主人様
    いいえ、私の一目惚れで菊池建設1社にしました。購入予定の土地にどんな建物が建てられるのかという初期のプランニングを菊池建設に預けたということです。菊池建設の営業や設計の方から「きちんとした和室を作れる職人は洋室もしっかり造れるが、逆は難しい。」という意見や「無垢材は子供の生活環境にとても良い働きをしてくれる。 」という情報をもらい、「赤毛のアンの家」を思い描く妻も私の意見に同調してくれました。モデルハウスで体感した居心地の良い和の設えを、多少なりとも我が家にも取り入れられればとも思いました。それで、最初に和風住宅を手掛ける菊池建設で検討してみて、駄目だったら他社を考えようと決めました。

  • 奥様
    最初に候補に挙がった土地は、分譲住宅地の中に残った角地でした。敷地形状や広さも申し分なく、一度はその土地でプランニングを進めたのですが、そばに送電線の鉄塔があることに気付きました。父に相談してみると、「科学的実証は難しいものの電磁波の人体への影響や子供が凧揚げをする際の危険性が懸念されるので、避けた方がよい。」との返答があり、購入を断念しました。 購入は断念したのですが、土地の相場値と間取りの方向性や見積金額が判り、予算配分が見えてきました。そこで、最初に進めてきたプランが活かせる土地を探すことにしました。

  • ご主人様
    契約を決めるまでは、東村山市の自宅で打合せを行っていましたから、営業の方はその都度、片道2時間以上かけて横浜からクルマで通ってくれました。土地探しや候補地が出てきたときにはプランの提案など、献身的に家づくりを手伝ってくれました。それだけが理由ではないのですが、結果的には菊池建設だけで検討することになり、他社にプランニングや見積を依頼することはありませんでした。義父も「しっかりとした木造軸組の建築会社なら、そこに依頼すればいい。」と言ってくれました。義父の家(妻の実家)は重量鉄骨造の3階建て住宅ですが、建築当時できなかった木造3階建てが現在は可能になったそうで、今なら義父も木造軸組で考えると言っていました。 営業の方に案内されて、建築中の建物を見学したこともありました。部屋の完成イメージを想像することはできませんでしたが、丁寧な仕事振りが見てとれました。契約すれば自宅でも使うことになる階段や様々な材料も、上質なものが使われていました。断熱材もしっかり入っていて、建築中にもかかわらず借家より暖かく感じました。

  • 奥様
    間取りありきの土地探しで見つけたのが、現在のこの場所です。ここも分譲住宅地の角地で、前回の候補地とほぼ同じ形状でした。建物の配置や間取りを父に見て貰ったところ、いくつかの手直しをすれば家相の問題もなくなり、使い勝手の良い家になると助言を受けたので、ようやく購入する土地を決めることにしました。前回より敷地面積が少し小さくなり、土地単価も若干安かったので土地購入費用が下がり、住宅部分に使える予算にゆとりが出てきました。

  • ご主人様
    初期段階のプランで出ていた見積金額と諸費用を含めて検討してみたところ、予算に納まりそうでしたので、引き続き義父のチェックを受けながら家相も良い間取りにまとめていきました。南に向かって下がっていく、緩やかに傾斜した土地なので、通常よりも高さのある深基礎にしたことや、玄関に風除け室を追加したことなどもあって、最終的には予算ギリギリになってしまいました。それでも義父にお墨付きをもらった新築計画を菊池建設でまとめてもらったので、お正月のモデルハウス見学から3カ月後の4月下旬に、菊池建設と契約することができました。

02

細かな「こだわり」までを実現する注文住宅ならではの対応

  • お義父様の役割が大きかったとお聞きしましたが?

    ご主人様
    義父には検討・計画段階から何度も相談に応じてもらった上に、建築段階でも随分面倒を見てもらい、大変感謝しています。契約までに打合せを重ねて基本プランは決まっていましたから、契約後に始まった工事施工のための実施設計の打合せは、担当者の方も通いやすい、横浜の義父の家でお願いすることにしました。義父は電気工事関係にも詳しく、適切な電灯・電気配線の計画や効率の良い電灯スイッチの場所などを、使いやすく決めてくれました。

  • 奥様
    リビングのAV機器も最小限の配線で最大の効果が発揮できるよう、アンテナやスピーカーケーブルなどのセッティングを決めてくれました。特にオーディオ機器は私が長年使って愛着のあるミニコンポを引き続き使い、キッチンにいながら音楽を楽しめるよう、LDK全体がリスニングルームになるようなセッティングにしてくれました。オーディオマニアも納得するという、ベルデン社のケーブル端子とボーズ社のフルレンジスピーカーは、父からの新築祝いでした。将来、ミニコンポを別のシステムに換えても、十分な臨場感を発揮できる仕様だそうです。 その他、エアコンの設置場所と電源の確保、物入れや収納など細かな設定にまで父のアイデアを活かした実施設計内容がまとまり、設計承認をしたのが出産後の7月下旬でした。

  • ご主人様
    実施設計の担当者は若い女性の方でしたが、細かな打合せ内容を取りこぼすことなく、しっかりと図面にまとめてくれました。義父も「勉強熱心で理解力の高い女性だったので、安心して打合せを進めることができた。」と、一目置いていました 。義父の出す課題に応えて、寝室の収納を便利にしたり、小屋裏収納を目一杯確保してくれたりした功績は大きいと思います。 横浜での設計打合せを終えて、建築工事は東京の事業部に引き継がれました。8月下旬に着工し、9月末に上棟。大工棟梁は朴訥で近寄りがたい雰囲気もありましたが、上棟後の直会で食事をしながら話をしてみると、気さくな方でした。長年、菊池建設の仕事をやってきたと聞き、安心してお任せできると思いました。設計から工事への業務も上手く引き継いで貰えたようで、秋の深まりと共に我が家の建築も順調に進んでいきました。自宅から建築現場まではクルマで数分程度の距離でしたが、都心まで通勤する私は平日に足を運ぶことは難しく、週末に長男との散歩がてら覗きに行く程度でした。私が自宅を新築していることを知った会社の同僚が興味を持ち、ちょうど東村山市内の事業拠点に勤務していたので通勤途中などに立ち寄って見ては、工事の様子を知らせてくれるほど注目していましたね。

  • 奥様
    工事は翌年の1月末に完成し、2月初旬に引き渡しを受けました。建物全体はシンプルな和風スタイルに仕上がっていて、玄関から1階の和室と2階の和室は主人の希望を満たすものでした。父からは「男は家を眺めて満足するもの。女は居間を(リビング・ダイニングで主導権を)取りなさい。」と言われ、使い勝手の良いモダンな洋風デザインの室内にコーディネートして貰うことになっていました。実施設計の段階でしっかり打ち合わせてあるからか、工事中は3・4回程度見に来ただけの父でしたが、完成した我が家を見て納得した様子でした。 和室の畳とトイレ・洗面脱衣室のクッションフロアを除く室内の床を、檜の無垢板張りに統一したナチュラルな色合いの空間のなかで、ダークマルーン色の建具と白漆喰の塗り壁を対比させたリビング・ダイニングは、趣向を変えた仕上がりになっています。天井に織物調の大柄な草模様のクロスを選び、ステンドグラスのペンダントランプやブラケットランプを配置するなど、大正ロマンをイメージしたデザインです。ダイニングテーブルもこの部屋に合わせて、住まいと共に生涯使い続けられるよう、しっかりとした造りのものを選びました。

  • ご主人様
    引越しを手伝ってくれた、仕事仲間の若夫婦が羨ましがっていましたね。奥様方が、キッチンやリビング・ダイニングの出来栄えに感動していたようです。特に収納関係は注文住宅ならではの工夫もあるので、あれこれ見ては盛り上がっていました。

  • 奥様
    私自身もそうですが、主婦は収納に関心が高いですよね。なるべく家具を増やさずに、造り付けの収納棚や物入れでスッキリと片付けられるように、工夫して貰いました。身の回りの小物類が多いリビング・ダイニングには奥行きの浅い可動棚や扉付きの物入れを。玄関ホールと2階ホールにはクロゼットタイプの収納。階段下のスペースも洗面脱衣室とキッチンから、それぞれ使える限りの有効利用をお願いしました。さらに2階子供室から使える小屋裏収納は7畳分相当の広さがありますから、季節ごとに必要なものだけを部屋に残して、家全体がスッキリと片付けられるようになりました。

03

高い断熱性能で省エネ住宅の快適さを実感

  • 間もなく完成から1年経ちますが、住み心地はいかがですか?

    ご主人様
    引き渡しを受けたのが、まだ寒さの厳しい2月初旬でしたから、借家と雲泥の差の暖かさには感動しました。温水式床暖房をリビング・ダイニングに入れましたので、子供はいつもリビングの床にゴロゴロ寝転がっていました。檜の無垢床は肌触りも良くて気持ちいいですね。床暖房はタイマーで制御できるので、朝起きた時から寒さ知らずです。それでも光熱費は以前の半分 くらいになりました。Low-E複層ガラスのサッシと十分な断熱材でしっかり施工された住まいが、こんなにも快適だとは思いませんでした。

  • 奥様
    夏もリビングのエアコン1台でキッチンまで涼しく過ごすことができました。実はこの家には父が考えてくれた特別な送風機が設置してあります。カウンター形式の対面キッチンは、天井部分は下り壁で仕切られていますが、この下り壁に双方向に空気を送ることのできる送風機を付けて、こもりがちなキッチン側へリビング側の空気を送り込めるようにしてくれました。おかげでリビングからキッチンまで均一の室温になり、1台のエアコンで十分快適なのです。アイデアマンの父と、そのアイデアを上手くカタチにしてくれた菊池建設さんに感謝しています。

  • ご主人様
    東京もこの辺りまで来ると、まだ身近に自然が残されています。自宅にいるだけでもいろんな野鳥が見られるので、子供たちにとって絶好の環境です。子供たちの成長を温かく見守ることのできるマイホームが実現して、本当に良かったと思っています。

  • 奥様
    以前は常に私の足元にいないと落ち着かなかった子供も、今はリビングで遊んでいてもキッチンで家事をしている私と目を合わせることができるので安心しています。夏はリビングからすぐ外に出られるウッドデッキにプールをおいて、水遊びをしました。もう少し大きくなったら、バーベキューを楽しむのもいいでしょう。敷地の東角地で、子供とお花や野菜を育ててみたいですね。

  • スタッフ
    家相に配慮しながら使いやすい間取りを実現し、さらに効率の良い収納や物入れの設置や電気配線の設計を行うなど、設計担当者も勉強させていただいた建築でした。いつまでも飽きのこない、末永く快適に暮らして頂けるお住まいで、ご家族の皆様お元気でお暮らし下さればと思います。本日はありがとうございました。

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