Interview4
上質でゆとりのある住まいを。
夫婦で楽しみながらつくり上げた開放感のある木の家。
静岡県御前崎市T様ご一家
01
夫婦二人だけのゆとりある住まいに憧れて
家を建てようと思ったきっかけは何ですか?
ご主人様
私たちはずっと私の両親の実家に、二世帯同居で暮らしていました。1階が両親、2階が私たち夫婦と子どもたちという生活です。にぎやかで楽しいのはもちろんですが、子どもたちが独立したことで子育てもひと段落着いたため、自分たちだけの家が欲しいと考えるようになりました。
奥様
私たちは大家族でしたし、ずっと2階住まいだったので、庭のある、空間をゆったり使った平屋の日本家屋に強い憧れがありました。木の香りのする落ち着きある住まいで二人の時間をゆったりと過ごせたらと。
年齢も50代になりましたから残りの人生、30年程度でしょうか。残された時間を思い通りに暮らしてみたい。そう考え、今回思い切ってこの家を建てることにしたんです。
ご主人様
実家の向かいに土地を確保して建築できましたから、年老いた両親の様子も今まで通り分かりますしね。別居といっても“離れ”を建てたようなものです。
家づくりはどのように進めましたか?
施主様
檜を使った家にしよう。これだけは決めていました。そして平屋住まいで。広くなくてもいい、その分国産檜など上質な材料を使い、本物の木のぬくもりを感じられる家にしたかったんです。
奥様
まだ情報収集の段階で、菊池建設さんを私がインターネットで偶然見つけたんです。「ひのきのいえ」と検索し、菊池建設さんのホームページにたどり着いたんです。家に対する考え方も私たちと合うように思いましたし、ちょうど比較的近い場所で開催される現場見学会の案内があり、二人で出掛けてみたんです。そこで担当者となったNさんと出会いました。一級建築士でもあるNさんと話をするうちに意気投合してしまいまして。以来、打ち合わせはすべてNさんと進めてきました。
02
平屋を活かした和の上質空間を
家づくりでこだわったのはどんな部分ですか?
ご主人様
私は外観の担当、それ以外の間取りなどはすべて妻に任せるというように、結果として二人でうまく役割分担したようになりました。
我が家の周辺には入母屋屋根の重厚感ある住宅が多いんです。ですから新居はシンプルで軽快な切妻屋根が映えるのではないかと思っていたんです。リビングの天井のこの高さと開放感は、私が希望した切妻屋根の形を活かしたもので、とても気に入っています。
他に要望したのは、「リビングと一体になった木製デッキ」と「木のお風呂」です。これは妻が上手に間取りに盛り込んでかなえてくれました。
奥様
間取りの基本はワンルーム感覚の家です。二人だけの住まいですから、リビングにいれば家中が見通せるような開放感が欲しいと思っていました。間仕切りも少なめにして、必要な部分も引き戸などで開け放してとにかく空間を広々と使えるように工夫されています。
私たちはこのリビングが特に気に入っています。生活スタイルも和のスタイルが希望でしたので、こうして床に座ってくつろぐスタイルになっています。もちろん長く過ごしても疲れませんよ。
施主様
この大黒柱を見てください。この住まいの中心に位置する太い大黒柱が和の住まいを実感するために必ず欠かせないものだと思うんです。
こだわりが随所に盛り込まれていますね。プランを固めるまで時間がかかったのではないですか?
ご主人様
プラン変更は5回くらいでしょうか。何もないところから私たちだけの家が出来上がっていく過程が見え、プランの打ち合わせは毎回とても楽しかったです。Nさんが、私たちの要望をうまく汲み取ってくれたので、満足のいくものが出来たと思っています。
奥様
やはり私たちの希望と、菊池建設さんの家づくりに対する考えが合っていなければ、こうはいかないのではないでしょうか。
03
二人で楽しむウッドデッキでの月見酒が最高
完成した新居はいかがですか?
奥様
私の友人たちがよく遊びに来てくれるのですが、皆さん居心地が良いと言ってくれるのでうれしいですね。つい1日中おしゃべりに花が咲くこともあるんですよ。また娘が孫を連れて月に2回程度泊まりに来てくれるんです。孫はまだ小さいんですが、元気に床の上ではしゃぐ姿を見ると、本当にこの家を建てて良かったと実感できます。
ご主人様
妻は寒がりで、冬はよく家の中でもくしゃみをしていました。でもこの家で暮らすようになってからは、くしゃみが出なくなったんです。
それもこの厚みある無垢財の床板で、足元から暖かい造りになったからでしょう。特に冬の朝はつらいものでしたが、冷え込んだ朝でも以前より暖かく感じます。
奥様
夕食はいつも二人そろって自宅でとります。休日に別々に出掛けていても、必ず夜は自宅に戻って二人で食事と晩酌を楽しんでいます。これは以前からの習慣でしたが、この家が出来てから、更に自宅が一番いいと思うようになりました。
うれしかったですね。作り手と住み手の気持ちがこもった良い家になったと思っています。
ご主人様
最近、家庭菜園を始めました。まだまだ試行錯誤しながらですが、今から収穫を心待ちにしています。いずれ離れに小さなお茶室もつくってみようかと、夢は広がります。
スタッフ
ご夫婦二人の素敵な生活ですね。本日はありがとうございました。