よくある質問

素材・構造に関してのよくあるご質問の一覧です。
素材・構造について

Q. 菊池建設の家はすべて木造住宅ですか?

A

はい、そうです。日本の気候風土には国産材を使った木造軸組工法の住宅が最適、との企業理念を掲げています。信念を持って木造建築の住宅をつくり続けています。

Q. 木造住宅でも耐震性は高いのですか?

A

工法、材料を問わず、耐震性に優れた建築が可能です。当社の建物はすべて「住宅性能表示制度」に定める最高等級の耐震性能・等級3となるよう、設計・施工しています。
「性能」について

Q. なぜ通常の住宅よりも高気密住宅がいいのですか?

A

現代ではエアコンや暖房器具による冷暖房は欠かせないものになっています。省エネルギーの観点から、冷暖房効率を良くするためには、最適な温度になった室内の空気が漏れ出さないようにすることが肝心です。断熱性能を高めて保温性の良い住宅にするためには気密性を高くすることが重要な条件になっているのです。もちろん、新鮮な空気との入れ換えは必要ですから換気設備と一緒に計画し、十分な換気量を確保する必要があります。

Q. なぜ国産の木材にこだわるのですか?

A

木材は生物資源です。成長する過程の中で、幹の中心部にフィトンチッド成分と呼ばれる物質を蓄積して、腐朽菌や害虫の食害などの外敵から身を守っています。このフィトンチッド成分はその木が育った環境の外敵に対処するわけですから、その場所で木材として使った場合にもほかの地域のものより外敵に強い、つまり耐久性が高いといえます。日本の気候・風土に適した耐久性の高い木造住宅を建てようと思えば、日本の気候・風土で育った木、国産木材が最も望ましいというわけです。

Q. 木造住宅は長持ちしますか?(耐久性は?)

A

現存する世界最古の木造建築物は法隆寺の五重塔で、1300年以上の耐久年数を誇っています。もちろん建てっ放しではなく、適切な時期にきちんと補修を繰り返してきた結果ですが、一般の木造住宅も適切に手入れをしていれば人間の寿命以上の耐久性を持っています。当社の建物はすべて「住宅性能表示制度」に定める最高等級の耐久性となるよう、設計・施工しており、3世代、およそ75年から90年にわたり土台や柱が劣化することのないよう耐久性を持たせたつくりになっています。

Q. 実際に家を建てるのはどんな人達ですか?

A

我が家を建てたいとお考えになった普通の方々です。あえて特徴を探し出すとすれば、コンクリート造のマンションよりも自然な木の温もりを感じられる住まいを望む方々が多くいらっしゃる、といったところでしょうか。

Q. 高気密・高断熱住宅は夏は暑いのではないですか?

A

冷房機器を使いたくない方にも、自然な風通しの良い住宅を計画するうえで高気密・高断熱住宅は全く相反するものではありません。夏の強い日差しによる輻射熱を室内に入れないために、壁や天井の断熱性能は優れている方が有利です。輻射熱とは、熱線(遠赤外線)が建物などを透過して放射される熱現象のこと。夏暑く感じる室内は、太陽の熱を吸収した天井や壁、床の表面温度が上昇し、その熱が室内へ放射されるために起こります。高断熱住宅では壁や天井の断熱材の外側に通気層を設けて、表面温度が高くなった外壁や屋根の熱を上昇気流と共に排出する構造も伴っており、従来の住宅よりもはるかに輻射熱が伝わりにくくなっています。高気密住宅だから冷房をしていない時にも窓を閉めっ放しにしておくなんてナンセンスです。思いっきり窓を開放して風通しの良さを実感すればよいのです。輻射熱の少ない高気密・高断熱住宅は冷房なしでも従来の住宅より涼しく感じられるはずです。

Q. シックハウス症候群の対策で注意すべき点を教えてください。

A

まずは、シックハウス症候群の原因となる物質を室内に持ち込まない(発生させない)こと。そして原因物質を滞留させないよう適切な換気を行うことです。 人体に悪影響を与える主な原因物質は、建物本体に使われた建材類から発生する揮発性化学物質のほか、家具やカーテン・カーペットなどのインテリア類、殺虫剤、芳香剤、スプレー類からも発生する場合があります。また微細なゴミ、カビ、ダニなどを含むハウスダストもアレルギーの原因アレルゲンとして排除すべき物質です。建築に際しては原因物質を含まない(含んでいても極めて少ない)建材を選んで施工をすることが常識となっていますが、天然の木材でも例えばフィトンチッド成分である芳香族系ピネン類を受け付けない過敏症の方もいらっしゃいます。既にこうした症状を発症されている場合には、現物を手にしたり実際に施工した建物に滞在してみるなど、実体験されることをお勧めします。 居住者として心掛けていただきたい点は適切な換気を行うこと。これに尽きます。高気密を謳わない住宅でも、従来の建物より気密性が高まっています。常時換気することを義務付けられている換気扇は止めないこと。気分転換も兼ねて、毎日一度くらいは窓を開けて空気の入れ換えをしましょう。
木の匠ブログ - 住まいと健康豆知識

Q. 健康住宅とは、すべて天然の木材で作られた住宅ですか?

A

健康住宅の定義はありません。重度の化学物質過敏症の方にとっては天然の木材も受け付けない場合があり、健康を損なうことのない住宅を指すのであれば、ステンレス張りのクリーンルームこそが健康住宅というケースもあります。一般的な健康状態の方にとっては、特別な設備・機械を使わなくても適度な調湿機能を持つ天然の木材や漆喰・珪藻土などの塗壁を組み合わせた室内が、快適な居住空間として人気があります。当社では最も得意とするところですので、こうした住宅をご要望される方は是非ともご相談ください。

Q. 木造住宅は火災に弱くないですか?

A

法令に基づき防火措置等の必要な場合には適正な施工が行われます。その意味では工法による性能の差はありません。 延焼による火災を防ぐには、外部仕上げ材に法令に定められた不燃材料を適切に使うことです。木材を使う場合には厚みのあるものや太い材料を使うことで、表面を燃やしても内部まで燃えつきにくくする方法があります。こうした施工方法も法令で定められましたので適切に対応することができます。 室内から出火する場合には、建物本体よりも家具・インテリア類、可燃性の食品雑貨類が先に燃え始めます。速やかな初期消火を行うことはどんな住宅でも重要です。法令によって火災報知機の設置が義務付けられました。さらに万全を期するのであれば、熱を感知して自動で消火液を散布するホーム消火器もあります。当社ではキッチンに標準的に設置するほか、ご要望に応じて各居室に設置することもできます。

Q. 省エネに配慮された家にしたいのですが、何が有効ですか?

A

冷暖房費の削減のために高断熱・高気密住宅が有利なことは先に申し上げた通りです。さらに付け加えるならば、まとまりの良いコンパクトな住宅にすること。外観が複雑な凹凸の多い住宅は同じ床面積でも外壁や屋根面積が多くなり、その分熱損失も多くなります。理想的な形は総2階建て真四角な住宅ということになります。また、断熱性能だけに限っていえば、窓は大きくせず必要最小限に留める方が有利です。複層ガラスや断熱防露サッシなど従来よりも性能が良くなったとはいえ、断熱材を入れた壁に較べると窓ははるかに熱が出入りしやすい場所です。耐震性能を向上させるうえでも、バランスよく耐力壁を配置することは重要ですから、やみくもに大きな窓を設けることは控えるべきです。

Q. 木材の調湿効果はどのぐらいのものなのですか?

A

12センチ角3mの長さの檜柱1本の気乾重量は約17kg。木材の含水率は四季を通じて年間約5%の幅で変動しています。換算すると檜柱1本当たり約850ml相当の水分を出し入れしていることになります。建物全体では延べ床面積40坪の住宅で20m²前後の木材を使うとすると、およそ400リットルもの水分量になります。これは浴槽一杯の容量に相当する量です。

Q. 建築現場を見られる機会はありますか?

A

毎月、建築現場での見学会を開催しています。イベント情報ページでご案内していますのでご確認の上、お近くの会場へぜひお寄り下さい。

Q. 木造軸組み工法の特徴を教えてください。

A

文字通り、木材を柱・梁に使った軸組構造で作られます。あらかじめ構造材の接合部分を加工しておくため、建築現場では1・2日で構造体を組み上げる(上棟する)ことができ、その後すぐに屋根葺きを仕上げるので雨の多い日本では合理的な建て方と言えます。

Q. 菊池建設の家の性能を測る公的な指標などはありますか?

A

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき定められた「住宅性能表示制度」があります。工法や材料の違いを問わず、消費者がさまざまな住宅の性能を比較できるよう、大きく10項目の性能にわたり等級や数値で表示するものです。 菊池建設の住まいは「耐震性」「耐久性」「断熱性」に加え、「維持管理・更新」「空気環境」についても最高等級に仕様を標準設定としています。
「性能」について